白花のイオナンタを考える
白花のイオナンタは、ここ最近いろいろな種類がでています。
しかし、どれもこれも、ほんの少しの違いで
まざっていたら何が何だかわからない。
ここではそれぞれの種類の特徴を考察していきます。
@イオナンタ アルビノ
まずはアルビノ。
これは言わずと知れた色素欠乏の種類です。
開花時にはレモンイエローに染まります。
光が少なかったり、場合によっては緑色のまま白い花を咲かせる場合もあります。
→ うちのアルビノの日記
Aイオナンタ ゴールデン (ゴールデンイオナンタ)
これはレモンイエローにキレイにそまるイオナンタです。
イオナンタアルビノと同じものだろうとする考え方が主流のようです。
それにしても、かなりキレイにレモンイエローが全体にでますので
アルビノの中で、とくに発色が良い個体なんですかね。
Bイオナンタ ドルイド
つづいてドルイドは
アルビノと違って赤色色素があるため、ピンクとかオレンジがかった黄色に・・・
とよく書かれていますが
ピンクやオレンジ色に染まるというよりは黄色〜ヤマブキ色に染まります。
下手したらアルビノと区別しづらい場合もあるでしょう。
もちろんオレンジがかる場合もあります、個体差があります。
BCRではbright yellowと説明されています。
また通常時の葉は黄色味がかった緑色です。
Cイオナンタ ホワイトフラワー
うちにもありますが
見た目から何から、まんまドルイド。
ドルイドの純粋な血統ではなく、
そこらへんで安くドルイドの名で売られているような、野良ドルイドもこれかと。
Dイオナンタ ピーチ ホワイトフラワー
本来のピーチは黄桃色にそまり、紫の花を出すもの。
ピーチ ホワイトフラワーは、黄桃色にそまり白い花を出すものです。
おそらくは、ピーチのアルビノ版ではなく
ドルイドの黄色発色が薄く、若干ピンク〜オレンジに染まるものではないでしょうか。
イオナンタピーチの名で安く売られているものは
ほぼ白い花です。
Eイオナンタ アンクルヴュースパール
淡く染まるイオナンタの中でもとてもきれいな種。
その発色の様子を言葉にすると
ピーチホワイトフラワーと同じになってしまいます。
もしかしたらピーチホワイトの中で、よりピンク系の発色が強いタイプなのかもしれません。
とまぁ、こんな感じで
白花イオナンタについて考察してみました。
ちょっとした違いに名前と付加価値をつけたのではないかな・・・と感じます。
イオナンタを収集すると、その沼加減に呆然とします。
結局、どれも同じような発色になったり
きっと、名前もごちゃごちゃになって出回っていたりもして・・・
なんにせよ、イオナンタ沼です。
深い沼。
あくまで個人的な意見です。
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